【社説】品位ある“生の終わり”、行く道は遠い=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.09 13:47
英国経済週刊誌エコノミスト傘下機関であるEIU(Economist Intelligence Unit)の「世界、死の質の指数」報告書で、韓国が18位に上がった。この機関が5年前に40カ国を調査した時に韓国は32位で今年は80カ国調査で18位だったのだから非常に改善されたとみられる。それでも経済規模で比較すれば依然として不十分だと思われる。死と人生は別個の領域ではない。ウェルビーイング(Well-being)がウェルダイイング(well-dying)であり、ウェルダイイングがウェルビーイングだ。健康に生きて安らかに生の終わりを迎えることが皆の夢であり先進国へと向かう道だ。
今回の評価で韓国は、治療費用の支援や人的資源などでは良い評価を受けた。堅固な健康保険制度、優秀な医療人材などが国際競争力を備えているという意だ。一方で最も評価比重が高い治療の質と緩和医療・ヘルスケアで点数が低かった。特に緩和医療を受ける割合が33位と非常に低かった。韓国は緩和医療を受けて命を終える人の割合が5.6%で、1位のオーストリア(63.6%)の10分の1にもならない。